Aoyama Street Green Project ~竣工~
町田アカデミーの小林氏より、竣工写真が届く。
外苑前花壇は、相変わらず風が強い様子。
植栽計画を話し合っている段階では、樽型プランターのゴールドクレストを残すことによって、「以前と変わっていない」というイメージを持たれてしまうのではないか?と危惧していたが、全体的に見ると、空間のトーンが変わったことを実感してもらえそうで、少しほっとする。
学校の前の歩道橋下の部分。ここは、だいぶ明るく・華やかになったことが実感してもらえるはず。
こちらはam/pm前の部分。ハイドランジア‘アナベル’の葉がまだ展開していないので、一般の方たちには「枯れ木が立っている」ように見えてしまうだろうか・・・
東京建物青山ビルの前のエリア。
こちらも、‘アナベル’や宿根草のボリュームが、まだ出ていないので、さびしいイメージをもたれるかもしれない・・・
今回の企画は、計画段階では2009年3月~9月の期間の予定となっている。
〈春→初夏→夏→初秋〉という季節は、植物にとって、1年間でもっとも大きな変化のある季節で、3月に植栽したものがそのままの姿で9月末を迎えるということはほとんどありえないのだが、それを、関係者の方々に理解してもらうことが、最初の作業だった。予算が限られているということもあり、9月にかけて、だんだん良くなっていく植物という観点で、宿根草の比率が多い植栽計画としたのだが、結果的に、その変化を定期的にに観察することのできる生徒さんたちにとって、とても良いフィールドになったのではないかと思う。
5月~6月には様々な花が咲き、華やかさを増してくれるはず。その良さが、これから多くの方にうまく伝わっていくと良いのだが・・・
※写真提供:町田アカデミー 小林剛士 氏