町田アカデミー 実習
都営青山北アパート自治会の皆様のご厚意により、今回、学校からすぐ近くの敷地を一部お借りして小さなコミュニティー花壇をつくる。7月の実習で既存植物の移植・雑草等の撤去・測量を行い、それをもとにCクラスのみんなで花壇のデザインを決め、今回、それを施工するというもの。
花壇デザイン決定までの経緯は、以下の通り。この敷地の条件等を説明したうえで、「この場所で、新たなコミュニケーションが生まれるような花壇をデザインすること」という課題を出した。数週間後、それぞれが持ち寄った案を、話し合いによって、ひとつの案に絞ってもらった。そうして選出されたのが、Uさんの「Blue Island」という案。その案をもとに、予算などの条件に合わせて、修正を加え、今回の実施設計とした。
雑草の撤去・整地・レンガ割り・目ぐしの製作など、一通りの準備作業のあと、ペイブメントの位置出しと、あるものの造作に取りかかる。
この段階でお昼休み。さて、このあと、どんなものが出来上がってくるのか??
仕上げの植栽作業の様子。先ほどのむくむくと盛り上がっていた土は、イルカの下地でした!
シルバー系のグラス類で波を、丸いトピアリーで水しぶきを表現。その他、ブルーを主体とした宿根草類で構成。植物が充実してくる来年の春あたりが楽しみ!
イルカというアイテムがあったことで、生徒さんはもとより、講師陣もいつになく楽しまれているようだった。つくってみて気がついたのだが、この花壇には、実は、いろいろな要素が詰まっていて、レンガの土ぎめのしかたや、円の描き方、曲面に芝生を張る方法など、結果的にいろいろな施工方法をを実習することができてよかったと思う。
図面の段階では、「本当にこんな風にできるの?」と疑っていた(と、いうか、「できるよ!」と平然と言い放っていた私が疑われていた・・・)生徒さんもいたようだが、「思った以上に良くできた!」と、皆、一応満足な様子でホッとした。
今後、水やりなどの管理、花がら摘みや剪定など、授業に活かしつつ、住民の方たちに愛される花壇になっていくといいなと思っている。
花壇の場所はこちら。
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