アサガオ栽培キット
最近、弊社で「留守宅水やりサービス」・「鉢のお預かりサービス」をはじめたことがきっかけで、小学生のアサガオの鉢についての相談をいくつか受けました。誰もが経験したことのある夏休みのアサガオの観察日記ですが、最近、都内の小学校では、来年の後輩のために夏休み明けに種を持参しなければいけないということになっていたりして、結構責任重大になっているようです。それで、長期に家を空ける場合の水やりに頭を悩ますケースが増えているようなのです。
ちょうど、小学1年生の姪っ子がいるウチのスタッフによると、最近のアサガオの鉢は、ちゃんと受け皿なども付いていて、父兄向けに「留守中にはこういう機能利用して下さい。」という説明がされるみたいですよ。ということだったので、さっそく調べてみると、すごいことになっていますね・・・イマドキのアサガオの鉢は。
株式会社文渓堂(懐かしい・・・)のサイトによると、
「2012年 ぶんけいのあさがおセットが更に使いやすくなりました」・「栽培に最適!工夫をこらしたあさがおセットを紹介します。」ということで、大きく5項目の特徴があって、さらに、その項目ごとに4~5項目のポイントが説明されていて、その至れり尽くせり度合いがすごいことになっています。この「トレリス支柱ロック型」というものなんて、色を変えてガーデニンググッズとして売っても良いかもなどと思ったりもしてしまうのですが、そういう問題ではなくて・・・
文渓堂のHPより
そもそも、「工夫」って、教材会社がすることではなくて、子供がすることなのではないだろうか?と思うのです。
「フィットじょうろキャップ」という機能があって、その説明文に「ペットボトルに水を入れてじょうろキャップを土へさし込むと、水が少しずつ浸み込んでいきます。休日前の放課後に連続給水を始めると、休みの日でも湿った状態を長く保つことができます。注)連続給水機能は、水やりを補完するもので、水やりが一切不要になるわけではありません。」と書かれていたりするのですが、一体、これは誰に向けての説明何だろう?と思うのです。植物にとって、土が常に湿った状態がベストな状態ではないし。
文渓堂のHPより
水やりができない日が何日かあるのであれば、例えば、バケツや洗面器に水をためてつけておくとか、バケツだと何日もって、洗面器だったら何日しかもたないとか、旅行に行く前に実験をして、ベストな方法を見つけてみたら良いのにと思う。それが、自由研究のネタにもなったりして一石二鳥だし。
以前読んだ、西村佳哲さんの『自分の仕事をつくる』という本の中に、こういう一節がありました。
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日本の算数教育では、
4+6=□
という形で設問が用意される。が、海外のある学校では、
□+□=10
という設問で足し算を学ぶという話を聞いた。□の中の組み合わせは自由であり、自分で考えるしかない。それは整数でなくても良いし、+や-をはじめ、それこそ限りない組み合わせが考えられる
このとき生徒から出てくる質問は、「先生ならどうする?」だ。あらかじめ用意された答えを教える教育と、それを解く力を育もうとする教育の違いが、ここにもある。
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少なくとも理科や生物という生き物をや自然を扱う教科では、「あらかじめ用意された答えを教える教育」ということを、なるべくして欲しくないなと思うのでした。
ちょうど、小学1年生の姪っ子がいるウチのスタッフによると、最近のアサガオの鉢は、ちゃんと受け皿なども付いていて、父兄向けに「留守中にはこういう機能利用して下さい。」という説明がされるみたいですよ。ということだったので、さっそく調べてみると、すごいことになっていますね・・・イマドキのアサガオの鉢は。
株式会社文渓堂(懐かしい・・・)のサイトによると、

文渓堂のHPより

「フィットじょうろキャップ」という機能があって、その説明文に「ペットボトルに水を入れてじょうろキャップを土へさし込むと、水が少しずつ浸み込んでいきます。休日前の放課後に連続給水を始めると、休みの日でも湿った状態を長く保つことができます。注)連続給水機能は、水やりを補完するもので、水やりが一切不要になるわけではありません。」と書かれていたりするのですが、一体、これは誰に向けての説明何だろう?と思うのです。植物にとって、土が常に湿った状態がベストな状態ではないし。
文渓堂のHPより
水やりができない日が何日かあるのであれば、例えば、バケツや洗面器に水をためてつけておくとか、バケツだと何日もって、洗面器だったら何日しかもたないとか、旅行に行く前に実験をして、ベストな方法を見つけてみたら良いのにと思う。それが、自由研究のネタにもなったりして一石二鳥だし。
以前読んだ、西村佳哲さんの『自分の仕事をつくる』という本の中に、こういう一節がありました。
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日本の算数教育では、
4+6=□
という形で設問が用意される。が、海外のある学校では、
□+□=10
という設問で足し算を学ぶという話を聞いた。□の中の組み合わせは自由であり、自分で考えるしかない。それは整数でなくても良いし、+や-をはじめ、それこそ限りない組み合わせが考えられる
このとき生徒から出てくる質問は、「先生ならどうする?」だ。あらかじめ用意された答えを教える教育と、それを解く力を育もうとする教育の違いが、ここにもある。
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少なくとも理科や生物という生き物をや自然を扱う教科では、「あらかじめ用意された答えを教える教育」ということを、なるべくして欲しくないなと思うのでした。