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安宅和人の『イシューからはじめよ』を読んだ。

唐突ですが、この3月で、法人を設立して1年目を迎えます。
とりあえず、スタッフや周囲の方々のおかげで波乱の1年目を何とか乗り切ることができたことと、当面のお仕事がいただけているということで、無事、2年目のスタートを切ることができます。私たちに仕事を下さっている方、一緒に仕事をしてくれているスタッフや職人さん達、それを縁の下で支えてくださっている多くの皆さまには、改めて感謝申し上げます。

さて、次の事業展開を考えなければいけないので、その参考になればと思って、安宅和人の『イシューからはじめよ』を読んだ。

すごく共感したのは、- 何はともあれ「言葉」にする -ということ。

- 僕が「言葉にすることを徹底しよう」「言葉に落とすことに病的なまでにこだわろう」と言うと驚く人が多い。僕は「理系的・分析的な人間」だと思われているようで、そうした僕から「言葉を大切にしよう」というセリフが出ることが意外なようだ。
<中略>
人間は言葉にしない限り概念をまとめることができない。「絵」や「図」はイメージをつかむためには有用だが、概念をきっちり定義するのは言葉にしかできない技だ。言葉(数式・化学式を含む)は、少なくとも数千年にわたって人間がつくりあげ磨き込んできた、現在のところもっともバグの少ない思考の表現ツールだ。言葉を使わずして人間が明晰な思考を行うことは難しいということを、今一度強調しておきたい。 -


これは、ガーデンのプランニングをする際にも、とても有用なことだ。プランニングをする際には、まず、言葉でコンセプトを考える。その言葉が明確になるまで具体的なプランをしはじめることはできない。学校でも、それを徹底して伝えようとするのだが、なかなか難しい。プロでも、この仕事をしている人は特にこういうことが苦手な人が多いのか、コンセプトが明確になる前に、「ここが通路で、ここが花壇」とか、「ここにこのベンチを置こう」などと考えはじめてしまう人が結構多い。ひどい場合は、「コンセプトというものはプレゼンテーションのときに相手を説得させるためのツールのひとつにすぎない」と言いきってしまっている人さえもいる。

自分の中で明確になっていないものを明確にするという作業は、自分の体から何かを絞り出すような作業で、本当に苦しい。以前、ある小さな広告代理店でアルバイトをしていたときに、そこの社長に、「吐き気がするまで考えろ」と言われたことがあって、まだ若くて素直だった私は、「本当に吐き気がするまで考えてみよう!」と思ってやってみたことがあるが、今でもときどき、そんな気分になることもある。

でも、そこを避けて通ってしまうことで、かえってプランに収拾がつかなくなり、やたらとムダな時間を費やしてしまう結果となってしまう。これが著者の言う「犬の道」である。

設計しなければいけない物件が立て込んでいて、締め切りに追われていたりすると、つい、「言葉にする」前に手を動かして図面を描き始めてしまうことがあるが、やはり、それはけないことなんだと、自分自身も反省。

本来の目的以外にも思わぬ収穫のあった本でした。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
(2010/11/24)
安宅和人

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テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

小島 理恵

Author:小島 理恵
GARDENER Q-GARDEN代表取締役
All About 「家庭菜園」ガイド
町田ひろ子インテリアアコーディネーターアカデミー 講師

庭のプランニング・施工・ケアまで一貫して手がけている。四季を通じて植物を楽しむことができるオーガニックな空間づくりが特徴。

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