沢あるき?キノコ採り?
突然、夏休みがとれたので、信州大学の先輩である、株式会社環境未来の水谷社長のご厚意に甘えて、阿武隈川の上流に沢あるきをしに行ってきた。
こういう岩板が削り取られたような川を歩いていると、宮沢賢治の『イーハトーボ農学校の春』のなかの「台川」という話を思い出す。
--- [この山は流紋凝灰岩でできています。石英粗面岩の凝灰岩、大へん地味が悪いのです。赤松とちいさな雑木しか生えていないでしょう。ところがそのへん、麓の緩い傾斜のところには青い立派な闊葉樹が一杯生えているでしょう。あすこは古い沖積扇です。運ばれてきたのです。割合肥沃な土壌を作っています。木の生え具合がちがって見えましょう。わかりましょう。] わかるだろうさ。けれどもみんな黙って歩いている。これがいつでもこうなんだ。さびしいんだ。けれども何でもないんだ。 ---
--- [水の流れるところをあるくんです。水の流れる所を歩くんですよ。] そうだ。そうだ。いい気持ちだ。 ---
沢あるきのつもりが、なぜかしだいにキノコ採りに・・・次の滝を目指して歩いているうちに、キノコを見つけてしまったために、どうしても、狩猟採集本能が抑えきれなくなってしまった。沢で涼んでいるはずが、なぜか、キノコを採りながら汗だくで歩き回っていた私たち・・・
横浜まで持ち帰ったタマゴ茸は、深夜に早速、他のキノコと一緒にキノコそばにしていただきました。軸はシャリシャリしていて、傘の部分はちょっと甘みがあって・・・ああー美味しかったなあ・・・
通称、「熊の滑り台」を登って行く先輩
誰も来ていない川は、こまかいしぶきが霧のように立ち込めていて、幻想的。
こういう岩板が削り取られたような川を歩いていると、宮沢賢治の『イーハトーボ農学校の春』のなかの「台川」という話を思い出す。
--- [この山は流紋凝灰岩でできています。石英粗面岩の凝灰岩、大へん地味が悪いのです。赤松とちいさな雑木しか生えていないでしょう。ところがそのへん、麓の緩い傾斜のところには青い立派な闊葉樹が一杯生えているでしょう。あすこは古い沖積扇です。運ばれてきたのです。割合肥沃な土壌を作っています。木の生え具合がちがって見えましょう。わかりましょう。] わかるだろうさ。けれどもみんな黙って歩いている。これがいつでもこうなんだ。さびしいんだ。けれども何でもないんだ。 ---
--- [水の流れるところをあるくんです。水の流れる所を歩くんですよ。] そうだ。そうだ。いい気持ちだ。 ---
沢あるきのつもりが、なぜかしだいにキノコ採りに・・・次の滝を目指して歩いているうちに、キノコを見つけてしまったために、どうしても、狩猟採集本能が抑えきれなくなってしまった。沢で涼んでいるはずが、なぜか、キノコを採りながら汗だくで歩き回っていた私たち・・・
おっ、タマゴ茸!ちょっと開き過ぎか・・・
あった、タマゴ茸!いい感じ!
タマゴ茸!かわいい!
横浜まで持ち帰ったタマゴ茸は、深夜に早速、他のキノコと一緒にキノコそばにしていただきました。軸はシャリシャリしていて、傘の部分はちょっと甘みがあって・・・ああー美味しかったなあ・・・