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これからは、本気で地産地消を。

14日・15日は、予定通り現場へ植栽作業に行ってきた。

ガーデンのリニューアル工事を行っていた個人邸の現場での、最後の仕上げ作業。幸い、レンガ積みの花壇には地震の影響もなく、また、植物や土壌改良材等の材料は地震前に現場に搬入されていたので、いつも通り、土壌改良をし、植物を配置し、植えていくだけ。計画停電が行われていたようだが、電気は使わないので関係ない。私鉄とJRの2路線が交差する駅からほど近い丘の上のお宅なので、いつもは駅のアナウンスや電車の音が聞こえてくるのだが、電車が止まってしまっているため、とても静か。鳥の鳴き声と、私たちの話声しか聞こえない中、淡々と作業をすすめる。

こんな風に、目の前にこなすべき仕事があり、それを進めることができるという環境をとても幸福に思う。もし、仕事がストップしてしまって家にいることになってしまっていたら、TVやインターネットの情報をずっと見続けていたことだろう。そして、そのあまりの情報に足も心もすくんでしまい、私はきっと、何もすることができなくなってしまっていたことだろうと思う。静かな中で、一日中土をいじり、植物を植えているだけ … 特にこの2日間は、そういうふうに過ごすことができて、本当に良かった。

休憩時間に、職人さんと、「これから、すぐにでも自分の庭で野菜を植えたほうがいいよ」とか、「これまで、いかにエネルギーを無駄に使っていたか」という話になった。

野菜を例に取ってみると、普通に季節の野菜を食べているのであれば、北海道や九州からわざわざ運んでくる必要はないし、その分、エネルギーを無駄に使っているわけだし、今回のように交通事情が混乱するだけで、食べたいものが手に入らなくなってしまうことにはならないはず。「旬のもの、なるべく地元で採れたものを食べる方が体に良い」という、当たり前のことが「健康法」のように、わざわざ言われていたことの方が、ちょっとおかしかったのだ。

植物材料に関しても、現在、道路の事情で、市場に入荷しなくなってきてしまっているものが多数出てきている。それによって、実は、私の仕事にも影響は出てはいる。

でも、3月から、夏の花であるペチュニアが出荷されていたり、9月で、まだまだ暑さが残っているのに、シクラメンが出荷されていたり、日本全国の生産者から東京に、季節をまたいでいつでも同じような状態の植物が入荷してくるという状態の方が、ちょっとおかしかったのだ。「それが仕事だから」と、自分はそれに気づかないふりをしていただけなのだ。例えば、この季節に、ハウスで熱をかけて開花させたサフィニアを買ってきて、屋外で育てたとしても、気温が低すぎてうまく育たないし、遅霜に当たってしまえば、傷んでしまう。でも、他の業者さんよりもより早く出荷すれば、高い値段がついたりしやすいという事情があったりして、そういうふうに生産している業者さんがいて、それを、高値で仕入れる小売業者さんがいて、それを買う消費者がいた。市場で、そんな季節外れの草花を見るたびにいつも、少しイヤな気分になっていた私。だいいち、ガーデンに季節感がなくなってしまうじゃないかと思う。でも、そう思っていただけで何もしていなかったし、ときどき、そんな材料を使ったりもしていた。

また、大きな植木に関しては、これから植える環境と、近い環境のところで育ったものの方が、断然、活着率(植え付けてから正常に根が働き、生育していく確率)が高くなる。また、移動時間が少ない方が、当然、植木にかかるストレスも少なくて済むので良いとされている。

これからは、植木も野菜も地産地消を!種類が多岐にわたる植物だって、うまくネットワークしていけば、近隣の地域でまかなっていけるはず … 時間はかかるかもしれないけれど、きっと。

IMG_1036.jpg
大震災の前日、たまたま訪れた北佐久郡御代田町のお寺。
春の暖かさが感じられる横浜から、車で3時間半の距離で、これだけ気候が違うのだ …

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

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No title

なるほど、そのとおりだな、と思います。


私は娘と家から出られず、一日中テレビから流れる悲痛な映像を食い入るように観てました。苦しくなりながらも生きている人間の逞しさを目の当たりにしました。
早く復興しますように。
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小島 理恵

Author:小島 理恵
GARDENER Q-GARDEN代表
All About 「花のある暮らし」ガイド
町田ひろ子インテリアアコーディネーターアカデミー 講師

庭のプランニング・施工・ケアまで一貫して手がけている。四季を通じて植物を楽しむことができるオーガニックな空間づくりが特徴。

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