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学校 = 人生の岐路?

昨日、町田アカデミーにて、4月生募集のための、体験レッスンを行ってきた。参加者は、インテリアコーディネーター科希望者:4名・ガーデニングプランナー科希望者:4名の計8名。「プランターのプランを作ってみよう」というタイトルで、ベランダガーデンの簡単なプランを作り、プレゼン・講評するという内容の授業。皆さん、最初は、難しそうな顔をして聞いていたが、後半になると、楽しそうに手を動かしてプランニングされていた。

さて、この学校を希望される方は、会社員の女性で、転職を考えている方が圧倒的に多い。「年間○○万円という学費を払って、本当に希望の職種に転職できるのか?」と、入学を迷われる方も多いが、それは当然のことだと思う。この学校に入学を希望される方の大半は、勉強しにくることが、人生の岐路と結びついているのだ。

昨日も、そのような方と個別にお話をさせていただいた。
「年間○○万円払って1年間授業を受けて・・・本当に私、その後やっていけるのでしょうか?」という問いに、「授業を受けるのは1年間だけれど、その後ずっとそれは役に立つわけだから。」と答えたところ、その後の人生について、ますます悩ませるようなことになってしまったようで、反省。

以前、ある生徒さんに、「先生のせいで、もう、今までどおり植物を見過ごすことが出来なくなってしまいました。いちいち、この木は何ていう名前だろう?って気になるし、葉の色がおかしかったりすると、病気かな?とか思うし・・・」と言われて、うれしくて、心の中で、ガッツポーズしたことがある。

学ぶってこういうことなんだと思う。誰でも、数ヶ月前の自分とは、別人になってしまっているような快感を味わえたら最高だと思いませんか?

内田樹先生も、こうおっしゃっている。「一度学ぶとは何かを知った人間は、それから後はいくらでも、どんな領域のことでも学ぶことができます。というのは、学ぶことの本質は知識や技術にあるのではなく、学び方のうちにあるからです。」(『下流思考 学ばない子どもたち 働かない若者たち』)

こういう学校の講師として、「学ぶことと仕事とは切り離して考えた方が良い」ということは言いづらいけれど、でも、自分が別人になれる快感を味わうために、年間○○万円を払うのもアリかなと思っている。

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

小島 理恵

Author:小島 理恵
GARDENER Q-GARDEN代表取締役
All About 「家庭菜園」ガイド
町田ひろ子インテリアアコーディネーターアカデミー 講師

庭のプランニング・施工・ケアまで一貫して手がけている。四季を通じて植物を楽しむことができるオーガニックな空間づくりが特徴。

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