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Googleが掲げる10の事実

先日、Google日本支社で行われたセミナーに参加してきました!
Googleのオフィスはウワサ通りのイメージで、行くだけで、「わーい!」という感じでした。このセミナーにお誘いくださったのは、一頁のTさん。

弊社は一頁さんに、Google Apps for Business(tm)をカスタマイズしてもらい、スケジュール管理の効率化や、作業報告書作成の効率化などを行いました。なかでも、作業報告書は、スマホからもアップできるようになり、移動中や、お昼休みの合間などにちゃちゃっとできて、スタッフの負担が減り、管理する側にとってもリアルタイムで報告が上がってくるので、お互いに効率が良くなったことを実感しています。

このセミナーは、これから導入を検討されている方向けのもので、弊社は、もうすでに導入してしまっているため、本来であれば、他の方に席を譲った方が良い(2日間とも満席だったそうなので)のですが、私の「Googleに行ってみたい~!」という強引なお願いに、Tさんは快く「いいですよ」とおっしゃって下さったのでした。

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セミナー中、Google Apps for Business(tm)の導入後の感想を述べさせていただく小島。

この日は、Googleの社内をちらっと覗けただけでなく、とてもエキサイティングなお話をいろいろと聞くことができました。その中のひとつに、「Googleが掲げる10の事実」というものがあります。知っている方はすでに知っていることだと思いますが、ずっとガーデンの仕事をしている私にとっては、初めて聞いたことでした。しかも、この10カ条が、自分がいつも考えていることを的確に言い表してくれていることに、ちょっと興奮してしまいました。

1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
ガーデンの場合でも、顧客が本当に目指していることに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてきます。

2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
おっしゃるとおり!

3.遅いより速いほうがいい。
これも、その通りですね。レスポンスは早く、作業は早く正確に。

4.ウェブでも民主主義は機能する。
物や道具は使いようです。

5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
ガーデンのことを考えるのは、そこにいる時や、図面を描こうとしているときだけではないです。道を歩いている時、ライブで音楽を聴いている時、友人とおしゃべりをしているとき・・・これはプロのガーデナーだけではなく、一般のガーデン好きの方にとっても共通のことだと思います。

そうか、だから、ますますどこでもGoogleを使うようになるのか!

6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
これも、その通り。良いサービスを提供していくことに集中すること。

7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
世界中を見渡せば、もっともっと日本の環境に合う植物はあるし、日本人に合ったガーデンのスタイルもあるはず。

8.情報のニーズはすべての国境を越える。
良い技術・品種・メソッドは、これまでも、すべての国境を超えてきたし、これからもそう。

9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
職場環境は、どんな仕事にとっても重要ですよね。

10.「すばらしい」では足りない。
これは、私の場合は、まだまだなので・・・「すばらしい」を目指してがんばります!

やはり、理念をこれだけわかりやすく的確に表現しているから、会社が成長していけるのですね。という当たり前なことに、改めて感心してしまいました。
誰にでも当てはめることができてしまう理念。スゴイです。

ブロンズ色に輝くコニファー

先日、星の王子さまミュージアムに今年初の作業をしに行ってきました。
1月にしては、暖かい陽気で、途中から雨が降り出して来たのですが、「雪」ではなく、「雨」だったことからも、まあ、温かい日だったなあと言えます。

さて、園内を歩きながら、一緒に行っていたYさんと、思わず「きれい~」と足を止めて写真を撮ってしまったのが、これ。

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エレガンティシマというコニファーが、寒さに当たって、とても美しいブロンズ色に変化していました。東京あたりで色が変化しているものを見ると、チョコレート色というか、茶色になってしまっていて、あまり美しいとはいえないので、見慣れない方が見ると、「枯れているのではないか?」と思われてしまうこともあります。
でも、箱根のキーンと冷えた空気にあたると、こんな色になるんですね。春になって、暖かくなってくると、これがまた、元のグリーンに戻ります。

こちらのハンギングバスケットでも、アイビーが何とも言えない色に変化していました。ほとんどパープル系のヒューケラと同じような色・・・シックです。

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東京・横浜あたりでガーデニングをしていると、真冬でもパンジーが咲き、次々と球根類が芽生えてきてという感じで、それほど寂しい印象はないかもしれないですが、箱根仙石原あたりの寒さになると、土も凍ってしまうので、パンジーもギュッと縮こまってしまって、植物たちは、じっと寒さに耐えて過ごしています。

来園される方は、「せっかく来たのに、寂しいな」という印象を抱かれるかもしれないですが、ちょっと視点を変えると、寒さにあたってきれいに変色した葉や、夏はグリーンに覆われていて見過ごしていた、幹の模様などの美しさに目を奪われることと思います。

寒いからこそ楽しめる植物の楽しみ方、他にもいろいろとあります。寒いと、早く暖かい所に入りたくて、つい早歩きになってしまいがちですが、ときには腰を据えて、のんびりと歩いてみたり、寒い日にあえてガーデン作業をしてみたりすると、新たな発見があるかもしれないですよ。

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

「Q-GARDENのガーデン」=「中村屋のカリー」?

先日、あるセミナーで、知り合いの建築家の方が、「建築家に依頼してつくる家」と、「ハウジングメーカーでつくる家」の違いについて、説明されました。それが、とても明快でわかりやすかったのと、弊社のガーデンにも共通することなので、皆さんにもお伝えしたいと思います。

通常、家を建てる際に建築家に依頼すると、コストが高くなってしまうと思われていて、それが、依頼の障壁になっていると思います。それは、建築価格の表記ができないからというのが、ひとつの原因ではないかと思うのです。一般的にハウジングメーカーは「坪単価」という表現で建築価格の目安を示していますが、立地条件や要望に沿って、ひとつひとつ手がけていく建築家の家では、そのような表現が不可能なのです。トータルコストを示すことはできますが、まったく同じデザインの家を建てたとしても、立地条件などによって、コストが全く変わってしまうということも考えられるので、それも、難しいのが現状です。

たとえば、かつて、「坪単価25万円」というのが売りであったタマホーム。日経ホームビルダーの2008年1月16日の記事(ちょっと古いですが・・・)によると、「最終金額は40坪で1,600万円が標準」「これは従来からのローコストFCと同じ傾向だ。」とのこと。なぜ、こういうことになるのかというと、内装のグレードを上げたり、オプションを加えていったりするからなのですが、最終価格が上がってしまったとしても、それなりにお客様は満足されているとのこと。坪単価25万円であれば、40坪なら1,000万円ということで、冷静に考えれば、「さすがにこれでは家は建たないのではないか?」という想像がつきます。しかし、最初の「坪単価」というところだけで、つい比較してしまうので、「安い!」と感じてしまうんですよね。
※ちなみに、現在、タマホームさんのHPを見ると、坪単価は表記せず、「マジメな価格」という表現に代わっています。

このタマホーム方式を、その建築家の彼は、「ココイチのカレー」に例えました。
なるほど!

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カレーハウスCoCo壱番屋に行ったことがありますか?行ったことのある方は経験があると思うのですが、基本のカレーの値段は安いのに、注文し終わって気付くと、1,000円くらいになっているという・・・
ココイチのカレーの特徴は、「選べるソース」・「選べるトッピング」・「選べるライス量」・「選べる辛さ」です。たとえばビーフカレー580円など、基本のカレーを選んで、コロッケやチーズなどのトッピングを足し、ライスの量をちょっと多くしたりしているうちに、最終的には1,000円くらいになってしまう。あれっ??を思いつつ、でも、なんとなく満足・・・かな?という感じのお店といえるのではないかと思います。

では、建築家とつくる家は?彼は「パク森カレー」に例えましたが、私は新宿中村屋の純印度式カリーが大好きなので、「中村屋のカリー」に例えたいと思います。新宿中村屋のカリーのおいしさの秘訣は、「カリーソースに合うお米」・「歯ごたえ良く、くせのない鶏肉」・「ソースの主役は玉ねぎとヨーグルト、ブイヨン」・「香り立つスパイス」・「相性バッチリの薬味」・「食べごろで提供」ということです。これ以外に、「中村屋の歴史」というスパイスも加わって、その素敵な空間で食べるカレーは、とても美味しいし、満足度も最高なのですが、これで、1,300円。

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あれ??ココイチのカレーより、ちょっと高いくらいか・・・

いかがでしょうか?弊社は、中村屋さんの歴史には、まったく及びもつきませんが、そのカリーへのこだわりの内容は、「土にこだわる」・「経年変化が味わいを生む素材だけを使う」・「良い苗を選ぶ」・「3年後/5年後を想像してデザインする」といった弊社のこだわりと共通する部分もあるのではないかなと思います。

自分の気に入る住まいや庭をどんな会社に託すか?その視点をちょっとずらすと、選び方の基準が変わってくるのではないかと思います。
Q-GARDEN(キューガーデン)のHPへ!
MOON AGE
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プロフィール

小島 理恵

Author:小島 理恵
GARDENER Q-GARDEN代表取締役
All About 「家庭菜園」ガイド
町田ひろ子インテリアアコーディネーターアカデミー 講師

庭のプランニング・施工・ケアまで一貫して手がけている。四季を通じて植物を楽しむことができるオーガニックな空間づくりが特徴。

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