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北海道の庭 2日目。

花茶さんの福祉ガーデン2日目。今日も気持ちの良い快晴!

まずは芝生をはがすことから始めます。職人のIさんは、何でもできちゃう頼れる親方。ユンボを、まるで自分の手の延長のように使いこなして、芝生をするすると剥がしていきます。

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北海道ではこのサイズを「ミニユンボ」という。東京のミニユンボの3倍くらいの大きさ。
このガーデンも、北海道ではかなりミニサイズのガーデンなので、「ミニ福祉ガーデン」か・・・

縁がキレイに切り揃えられ、ガーデンの輪郭が現れました。

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さて、これは何の形でしょう?
このガーデンでは、子どもからお年寄りまで様々な人が関わって野菜や果樹、ハーブなどを栽培していく予定です。ですから、このガーデンを通じて色々な人のつながりや、新しいコトがたくさん生まれてくるよう、始まりをイメージして、「種」の形にしました。

最後に、アーチや舗装の位置出しをして、とりあえず今回の私の役目は終了。

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秋めいた北海道にはトンボがたくさん。
杭を打つと、すかさずトンボがやってきます。

ようやく形が見えてきて、全体の工程もようやく掴めて、なにはともあれホッとしました。
次回は10月の第2週頃に行く予定。うまくいけば、だいぶ出来あがってきている様子をチェックすることができると思います。

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

北海道の庭 施工開始!

いよいよ、今日から千歳市にあるアイスクリーム屋さん「花茶」の福祉ガーデンの施工が始まりました。
朝一番の飛行機に乗って、9時過ぎには現場に到着。早速、コテージガーデンの梅木さんはじめ、施工を担当してくださる職人さんたちと打ち合わせです。

計画が本決まりになってからは、だいぶ時間があったものの、私の図面を起こす作業が遅れてしまったり、北海道と東京という距離感のせいか?で細部までつめきれずに施工日を迎えてしまい、今日になってようやく細部の打ち合わせや、工程の確認ができたという状況・・・施主である小栗さんは、相当不安だったと思いますが、大きな心で待ってくださり、ただただ、感謝するしかありません。

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打ち合わせが済んだ後は、早速位置出し。東京で仕事をしていると、大抵は、周囲が壁に囲まれていたり、出来上がる予定の建物に合わせて設計したりするので、このような「抜けきった空間」でプランニングするのは、初めての経験。図面を描いていてもイマイチ大きさの感覚が掴めず、「現場で合わせるしかないや」と思いつつも、仕事の都合上、やはり図面は必要で・・・難しかった。

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現場では杭とロープを使って形を出していきます。実際に形があらわれると、イメージしていたよりもちょっとつぶれて見えたので、若干修正。

「平面図」というものは真上から俯瞰して見た図なんだけれど、通常のガーデンは、人の目の高さでみるものなので、平面でイメージしていても、実際はゆがんで見えてきます。直線で構成された空間でも、「あれ?思っていたよりも奥行きがないな・・・」などと感じることもありますが、このような、ぐにゃっとした形だと、なおさらそういうゆがみを感じます。でも、予想していたよりは修正の幅が少なく済んで、ホッとしました。

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本日の現場作業はここまでで終了。

この後、小栗さんと打合せをしたり、図面を修正したり、植栽の詳細を考えたり・・・
それから、小栗さんとお話をしながら畑を歩いたり、ドライブして、知り合いの方のガーデンを覗きに行ったりして過ごしました。

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北海道の人でも「今日は本当に気持ちが良いね~」と言うほど、気持ちの良い快晴で、夕焼けも最高にきれいでした!

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雑誌の仕事 - 女性の仕事

世の中では3連休の中日のようですが、台風で延期になっていた雑誌の仕事をしてきました。

ガーデニングに関する色々なモノをピックアップして、それぞれにコメントをつける仕事だったのですが、成り行き上、なぜか実際に道具を使ってみたりするモデル的なこともすることに・・・顔が写るわけでもないし、別に私以外の誰がやっても良いことなのですが、なぜか、頼まれると断れずにやってしまっている私でありました。

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こういう仕事は、何回やっても慣れないので得意ではないですが、まあ、たまには気分転換に良いかもしれません・・・

今回は、ライターさんもカメラマンさんも若い女性。こういう分野にも女性が増えているということを実感しました。ガーデニングの分野でも、今では、「ガーデニングといえば、女性の仕事ですよね?」(「造園と言えば男性」という意味が暗に含まれている??)と、たまに聞かれてこちらが驚くほど、ガーデニングの仕事に携わる女性が増えましたが、たった5年前くらいまでは、市場に行っても、私以外の女性はほとんど見かけないほど、男性の職場でした。

女性がやっていても、つい、「カメラマン」と言ってしまうように、写真の世界もつい最近まで男性の職場だったと思いますが、女性が普通に仕事をするようになっています。これも、考えてみれば、ただ単に働く女性が増えたということと、それに伴い職種が多様化しているというだけのことだと思います。

先日聞きに行ったウーマン・イニシアチブ・フォーラム in Tokyoでは、「女性が企業にもたらすインパクト」というタイトルで行われた講演がありました。その中で、はっきりとデータの裏づけをもって語られていたのは、

「役員に占める女性の比率が高い企業は、利益率が高い」


ということでした。
「そうなんだ、自信をもってがんばろう!」と思いました。何と言っても、弊社は今現在、役員は100%女性ですので。

かつて、これとは違うある勉強会で、某造園会社の広報の方が、「ウチの会社は女性の比率が30%を越えていて、女性にも優しい会社です。」とPRされていたのを受けて、司会の方が、「小島さんの会社は?」とふるので、つい、「ウチの会社のスタッフは100%女性です」(実は、ただ単に人数が少ないだけ/現在は違いますが・・・)と、つい、エバってしまったことがありますが、どんな職種でも女性の比率が3割くらいでは自慢してはいけない時代にはなっていると思います。

ちなみに、この雑誌の発売は、10月末頃の予定。
詳細が決定したら、改めてお知らせします!

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Q-GARDEN(キューガーデン)のHPへ!
MOON AGE
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プロフィール

小島 理恵

Author:小島 理恵
GARDENER Q-GARDEN代表取締役
All About 「家庭菜園」ガイド
町田ひろ子インテリアアコーディネーターアカデミー 講師

庭のプランニング・施工・ケアまで一貫して手がけている。四季を通じて植物を楽しむことができるオーガニックな空間づくりが特徴。

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