星の王子さまミュージアム
抜けるような青空。こんな晴れの日は、仙石原では年に数回しかないとのこと。
この施設、東京・神奈川あたりではメジャーな施設かと思いきや、私の周辺では、「知らなかった」とか、「いつも前を通るけど素通りしていた」という人ばかりで、実際に行ったことのある人はほとんどいなかった。どうやら、施設名から「子供向けなのでは?」と思われてしまっているようで、ちょっと損をしているような気がする。
施設内の様子。決して子供向けの施設ではないのだが、入場してみないとわからないかも・・・
「星の王子さま」といっても、実際はサン・テグジュペリの生涯にまつわる展示が主で、先日、仕事の合間に改めて展示室を見た私は、「サン・テグジュペリ、カッコいい~」と思い、さっそく翌日、『夜間飛行』と『人間の大地』amazon.comに注文してしまった。
さて、本題のガーデンの話。植栽作業が始まった6月後半から、ずっと天気が悪く、オープンの日も雨、その後も7月の間は仙石原はずっと雨か霧といった天気で、「つぼみが開かない」とか「病気が出ている」という悩みを連日のように伺っていた。久々に現場に行ってみると、8月後半から晴れの日が続いたせいで、どのエリアも目が覚めるほど花が咲いていて、発色もきれい。まずはひと安心といったところ。
この日は、「秋の草花100選」に向けた、第1回目の植え込み作業。27種200株程度の植物を、園内のあちこちに植栽していく。土壌改良をしながらの植栽作業だったので、普通に200株植えるときの数倍、時間がかかってしまった。作業がすっかり終わったのは夕方。近くの山の上には上弦の月がのぼっていた。