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4月23日 Botanica

天気:晴れ
8:30より作業開始


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宿根草類ボリュームが一気に増え、先週とはまた、違った様子になっている。ジャーマンアイリスやエリゲロンが咲きはじめた。キャットミントは最盛期。昨年よりかなりボリュームが増え、花茎が長くなったよう。
スタッフの方々も、次々に開花する花の名前を覚えなければいけないため、毎週の確認に余念がない。

すっかり終わってしまったラミウムなどの花がら摘みと、これから伸び始めるバーベナ・トウテイラン・アスターなどのピンチの作業で、2時間余りがあっという間に過ぎてしまう。

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これだけいろいろな花が、次々と入れ替わっているのに、昨年の秋に植えたガーデンシクラメンはまだ元気に咲いている。お客様にも、「なんで、冬の花のシクラメンが咲いているの?」と不思議がられるらしい。そのときは、「マメに手入れをしているからです。」などと答えていたが、数日たって、室内で育てるシクラメンも、マメに花がらを摘んでいれば、4月頃まで花が咲いていることを思い出し、もしかして、「原種の開花期間は春だったのかもしれない」と思い、気になって調べてみた。

お歳暮時期に良く見かける園芸品種のシクラメンは、ペルシカム(Cyclamen persicum)からの品種改良で生まれたものとのこと。(Yokoyama Nursery 「Cyclamen in bloom」より)この品種の開花時期は2~4月。今回植栽したガーデンシクラメンが、どのような交配で生まれたものなのかは定かではないが、やはり、ペルシカム(Cyclamen persicum)がもとになっているよう。と、いうことは、4月に咲いていても不思議ではないのだということがわかった。

Botanica (ボタニカ)


 

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

フジとモッコウバラ

M様邸の作業を終え、皆で実家に戻り、庭のテラスでお昼を食べることにする。

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この日、フジはもう少しで満開といったところ。母によると、昨年の満開は22日だったとのこと。やはり、今年も去年と同じころに満開をむかえるようだ。蕾がいつもより大きいとか、他の家のものよりも大きいとか言っていたが、咲いてみるとそれほどかわらないような・・・いや、いつもよりもひとつひとつの花が大きいかもしれない。なにはともあれ、近くにいるだけで良い香りが漂ってくる。

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 モッコウバラは、シダレザクラが咲きはじめると同時に少しずつ咲きはじめ、この日は4分咲きといったところ。私のモッコウバラの切り方は、バラ研究家Kさんにならい、細いシュートをとことん切ってしまうというやり方なので、花の咲き方もこのように、大きなポンポンギクのようなかたまりが並ぶようなイメージになる。通常のモッコウバラの全体が霞がかったように黄色くなるイメージとは違うが、個人的にはこの咲き方が気に入っている。

例年、ゴールデンウィークあたりが満開になるイメージがあるのだが、やはり、満開は、そのあたりになるのだろうか?

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横浜 M様邸 – 2日目

昨日に引き続き、M様邸の作業。昨日配置しておいたグランドカバー類を植え込んでいくだけなので、普通に行えばすぐに終わってしまう作業だが、せっかくなので、いろいろと説明しながら作業を進める。


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ポット苗を植えこむ作業は、はたから見ていると簡単そうに見えるが、「置いてあるその位置に植える」ということだけでも、実は意外に難しい。さらに、高さを揃えて、向きを考えてと、いろいろな要素が加わると、初心者にとってはかなり大変な作業となる。
私自身、この仕事をはじめたころは、たったひとつの寄せ植えをつくるだけでも、思うように手が動かず何度やり直したことか・・・そんなことを思い出しながら、生徒さんたちが植えた植物を手直ししていく。

こんな風に作業をすることをとおして、ひとつの作業にどれくらいの時間がかかるのかとか、このような植物を植えるのに最適な土の感触とか、言葉では説明しきれないことを補ってもらえたらうれしい。

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 〈水やりもすっかり済んだ現場の様子。来年の今頃が楽しみだ。〉

このあと、たまたま読んだ米原万里さんの本に、こんなことが書かれていた。

「通訳の勉強というのは、基本的にはオン・ザ・ジョブ(仕事の現場)で身につけていくものです。しかも、ある先輩の言葉を借りれば、お師匠さんにバチで叩かれながら習得するのが一番実力がつく勉強の仕方ではないかと思います」
と指摘するように、通訳術とは、一種の職人芸に他ならないのである。理論というのは、理解し納得すれば、それで済むが、職人芸とするには、その理論を血とし肉としなければならない。厳しい訓練が必要になってくる。お師匠さんについて、まず真似ることから始めるしかない。(『不実な美女か貞淑な醜女か』より)

ガーデンの仕事についても、まったく同じことがいえる。今、学校のカリキュラムがはじまって半年余りが経ち、「これから約半年で卒業することになるが、はたして自分は使い物になるのだろうか?」と不安を感じている生徒さんもいるようだ。しかし、この1年間で教わることよりも、仕事をしはじめてから身につくことの方が、ずっと多いのだということを覚えておいてほしいと思う。


私自身、この仕事をはじめて10年以上経つが、これまでに身につけてきたことより、これから学ぶことの方が、ずっと多いのだろうと思って、いつもワクワクしているのだから。

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横浜M様邸 – 1日目

小さな植栽だけの現場。今回、あえて作業日を土・日とし、お施主様のご理解もいただき、生徒さん達に、現場の手伝いをしてもらうことになった。

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本日の作業は、


 ・玄関前のプラントBOXへシマトネリコの列植
 ・お隣の家にツゲの列植とカラタネオガタマの植栽
 ・メインの庭の土壌改良
 ・メインの庭にジューンベリー・ヒメイチゴノキ植栽
 ・既存低木(グミ・サンショウ)の移植
 ・その他、低木を数本植栽 
 ・グランドカバー類の配置


といったところ。現場が小さいので、午後2時頃には作業が終了し、残りの作業は明日、行うこととする。

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プロフィール

小島 理恵

Author:小島 理恵
GARDENER Q-GARDEN代表取締役
All About 「家庭菜園」ガイド
町田ひろ子インテリアアコーディネーターアカデミー 講師

庭のプランニング・施工・ケアまで一貫して手がけている。四季を通じて植物を楽しむことができるオーガニックな空間づくりが特徴。

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