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Aoyama Street Green Project ~手入れ~

六本木で仕事をしたついでに、先日植栽をした青山通りの花壇の様子をチェックにいく。
いつも水やりをして下さっている、商店会や町田アカデミーGREENHOUSEの方々のおかげで、植物たちは順調に育っている。特に、オステオスペルマムやネメシアのボリュームが増したせいで、植栽当初と比べると、カラフルなイメージになってきた。

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 〈外苑前プランター〉 日当たりが良く、植物の生育には絶好の条件。

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〈外苑前プランター〉 シルバータイムとレースラベンダーを基調とした植栽

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〈東京建物青山ビル前〉 アナベルも小さな花芽をつけはじめた

この植栽は、すべて、ガーデニングプランナー科Cクラスの生徒さん達が、学校に来る前の時間を使って、交代で花がら摘み等の手入れをしてくれている。なので、基本的に私は手を出さないようにしている。

しかし、実はちょっと気になって、ハサミを入れてしまいました。今日見ていて、「このままだと間延びして花数が少なくなってしまうな」と思い、手を出さずにはいられなくなってしまったのです・・・バーベナ・ボナリエンシスとゴンフォスティグマの2種類だけ、切り戻しておきました。以上、生徒の皆さんへ事後報告でした。

SALF 特定非営利活動法人 渋谷・青山景観整備機構

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

Aoyama Street Green Project ~手入れ~

本日の授業の前半、30分程度を利用して、先日植栽した草花の花がら摘みを行う。「花がら摘み」という作業じたい、生まれて初めて行う生徒さんもいたようだった。講義の中で、「たとえば、1年草の花壇をつくるとすると、花がら摘みや水やりなどの作業が必要。」という話はしていたが、その作業が一体どういうものなのか、話だけでは良くわかっていなかったんだなあということを実感する。

これから、当番を決めて、みんなで順番に行うようにしようということにした。その作業をとおして、植物の季節による変化や、手入れの有無による生育の違いなどを実感してもらえると良いなと思っている。

帰りの電車の中でスウェーデン・ヘルシンボリ市の環境教育工房を訪れた時のことを思い出した。そこで伺った話のひとつに、ひとつの教材で3つのことを総合的に教えるようにしているということがあった。3つのこととは、「手」・「頭」・「心」のこと。

たとえば、大きなボダイジュのある広場に行き、その細い枝の樹皮を自分のナイフで剥いてみたり、その枝で炭を作ってみたりすることで、樹皮は、以前縄などの用途に使われていたことや、炭の作り方を学び、その炭を使って絵を描くということまでを行う。この一連のプロセスをとおして、歴史・理科・美術を同時に教えることができるというものだった。

「自然の中で学ぶとういことは、まさにそういうことなんだよな」と、改めて気付かされると同時に、ここの先生たちの力量に尊敬し、そして、この施設を利用することのできるヘルシンボリ市の子供たちが、とてもうらやましく感じられたのだった。

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

Aoyama Street Green Project ~竣工~

町田アカデミーの小林氏より、竣工写真が届く。
外苑前花壇は、相変わらず風が強い様子。


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植栽計画を話し合っている段階では、樽型プランターのゴールドクレストを残すことによって、「以前と変わっていない」というイメージを持たれてしまうのではないか?と危惧していたが、全体的に見ると、空間のトーンが変わったことを実感してもらえそうで、少しほっとする。

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学校の前の歩道橋下の部分。ここは、だいぶ明るく・華やかになったことが実感してもらえるはず。

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こちらはam/pm前の部分。ハイドランジア‘アナベル’の葉がまだ展開していないので、一般の方たちには「枯れ木が立っている」ように見えてしまうだろうか・・・

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東京建物青山ビルの前のエリア。

こちらも、‘アナベル’や宿根草のボリュームが、まだ出ていないので、さびしいイメージをもたれるかもしれない・・・

 

今回の企画は、計画段階では2009年3月~9月の期間の予定となっている。

〈春→初夏→夏→初秋〉という季節は、植物にとって、1年間でもっとも大きな変化のある季節で、3月に植栽したものがそのままの姿で9月末を迎えるということはほとんどありえないのだが、それを、関係者の方々に理解してもらうことが、最初の作業だった。予算が限られているということもあり、9月にかけて、だんだん良くなっていく植物という観点で、宿根草の比率が多い植栽計画としたのだが、結果的に、その変化を定期的にに観察することのできる生徒さんたちにとって、とても良いフィールドになったのではないかと思う。

5月~6月には様々な花が咲き、華やかさを増してくれるはず。その良さが、これから多くの方にうまく伝わっていくと良いのだが・・・

 

※写真提供:町田アカデミー 小林剛士 氏

 


SALF 特定非営利活動法人 渋谷・青山景観整備機構

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Aoyama Street Green Project ~2日目~

 今日は、、「Aoyama Street Green Project(青山通り緑化プロジェクト)」の施工2日目。町田ひろ子インテリアコーディーネーターアカデミー「ガーデニングプランナー科」Cクラスの生徒さんと、2日前に卒業式を終えたBクラスの生徒さん達の総勢12名で作業を行った。

 

作業内容は、外苑前の交差点付近にある休憩スペースのプランター(大小合わせて29基)と、青山通り沿いの空きスペースなど(5か所に点在)に植物を植え込んでいくというもの。植え込むエリアが、散在していて広い範囲にわたっているため、「外苑前チーム」と「青山通り沿いチーム」の2手に分かれ、作業を開始。

 

時折突風が吹き、雲行きがどんどんあやしくなっていく中、それぞれ担当の作業場所に向かった。

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こちらは「外苑前チーム」。私ひとりでは対応しきれないので、いつも仕事を手伝ってもらっているTさんに、こちらのエリアの講師役を依頼。作業を始める前の説明を聞き入っている様子。

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こちらは「青山通り沿いチーム」。資材の運搬などが終わった後、とりあえず、私+生徒さん2名で作業を開始。

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プランターに植物が並べられている様子。

 

事前の生徒さん達とのディスカッションや、町田校長先生との話し合いを経て、今回は、「青山通りにふさわしい色」として、シルバーを基調にすることが決まった。

 

その色に加えて、ブルーやパープル系の植物を、植える場所の形状や条件に合わせてチョイスし、組み合わせるという作業は、今回は私が担当している。

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資材を運ぶため、町内会から借りたリヤカーも出動!私も含めて、生まれて初めて、リヤカーをひくという体験もできてしまった。

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午後に入って、メンバーの入れ替わった「青山通り沿いチーム」。図面を見ながら、生徒さん達が植物の配置をしてみているところ。

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それを、植物の生育のしかたなどによって、適切な配置とるよう、説明しながら修正しているところ。

 

この、「ガーデニングプランナー科Cクラス」は、昨年の10月に第1期が開講したのだが、開講当初は、このような実習の場所もなく、予定も組まれていなかった。しかし今回、このような機会と場所が与えられ、正式な講義ではなく、自由参加という形ではあったが、生徒さん達にとっても、私にとっても、貴重な実習の場となった。

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こちらは「外苑前チーム」。かなり、風が強くなってきている様子が・・・

 

この頃、みんなの顔には疲れた表情が浮かぶように・・・もう一息!

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こちらは、「東京建物青山ビル」の前あたり。今回の青山通り沿いの植栽スペースのなかで、もっとも広いコーナー。ここの植栽が終了すれば、今回の作業はすべて終了する予定。

 

植えこむ前に、植物を配置しているところ。本当は、植物の性質などを説明しながら配置をするべきだったのだが、風が強くて作業がしずらかったり、今にも雨が降り出しそうでアセっていたり、実は、前日に植えたコニファーの配置が、図面とは若干ずれていたり・・・といろいろあって、生徒さん達にきちんと説明することができず・・・自分の力不足に反省。

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配置された植物を、参加者全員で植え込んでいるところ。作業が終わる頃には雨が降り始め・・・本格的に降り出す前にはなんとか作業を終了することができた。

 

竣工写真は、後日、改めて撮影するということで、本日の作業は終了。

 

参加者の皆さん、おつかれさまでした!

 

※写真提供:町田アカデミー 小林剛士 氏

 

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Aoyama Street Green Project ~1日目~

今日は、「Aoyama Street Green Project(青山通り緑化プロジェクト)」の施工の下準備の日。町田ひろ子インテリアコーディーネーターアカデミー「ガーデニングプランナー科Cクラス」の生徒さん達と、土壌改良などを行った。

 

このプロジェクトは、青山通り沿道の空き緑地に緑化をし緑の景観修景を実施するというもので、NPO法人渋谷青山景観整備機構(SALF)が行っているもの。その実作業の部分を「町田アカデミーのガーデニングプランナー科」で行わせてもらうことになり、1月より準備をすすめてきた。

 

私が植物関連の授業を担当するCクラスでは、青山通り沿道のエリアを受け持つこととなり、授業を通して、生徒さん達と共に「青山通りにふさわしい色は?」とか、「どんなイメージの植栽にしたいか」などを話し合い、全体のコンセプトを決め、それに沿って具体的な植物を決め込んでいった。

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天気の良い朝9:00、参加者は4名、おだやかに作業が開始された。

 

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植栽予定地には、見るからに土壌の悪そうな部分があり、私が懸念していたとおり、大きなガラがたくさん含まれた固い土壌に悪戦苦闘することに・・・

 

最初は穏やかだったメンバーたちの表情が、徐々に険しい表情に・・・

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掘れば掘るほど建築の残材やコンクリートガラが出てきて、それらが土嚢袋4~5袋くらいになったところで、たい肥を投入。土をしっかりとほぐし、混ぜ合わせた後、植栽のベースとなるコニファーを植栽。

 

途中に昼食をはさみ、計5か所の除草および土壌改良を行った。「初めてスコップを使う」という人も多く、ただでさえ慣れない作業な上に、固い土と格闘したおかげで、3時のお茶の段階で、皆、かなり疲れ切った様子に。

 

こちらは、外苑前交差点の近くに設置された花壇のある休憩スペース。

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今回は、こちらの植栽も、沿道の植栽とイメージを合わせてリニューアルする予定。明日の作業をできるだけ効率よく行うために、既存の草花を抜き、土壌改良を行うなど、最後の力を振り絞って作業中。

 

夕方になって、風が強くなり、雲行きもだんだん怪しい様子に・・・

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明日、植えられる予定の植物たちも、待機中。

天気予報では、明日は「曇りのち雨」。

作業が終わるまで、天気がもってくれると良いのだが・・・

 

※写真提供:町田アカデミー 小林剛士 氏

 

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プロフィール

小島 理恵

Author:小島 理恵
GARDENER Q-GARDEN代表取締役
All About 「家庭菜園」ガイド
町田ひろ子インテリアアコーディネーターアカデミー 講師

庭のプランニング・施工・ケアまで一貫して手がけている。四季を通じて植物を楽しむことができるオーガニックな空間づくりが特徴。

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