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Q-GARDENの庭づくり講座

昨年の初めころから、自分の仕事について集中して考えてきています。単純な事務作業を人に任せてみたり、現場作業の仕事をなるべく手放してみたり、それで出来た時間を、本をまとめて読む時間にあててみたり。

そうした中で見えてきた言葉が「キュレーター」という役割です。「キュレーター」・「キュレーション」という言葉は、今、にわかに流行っていますが、米国では以前から「ガーデンキュレーター」というポジションの人がいるということを知って、「これだ!」と思ったのでした。

しかし、「キュレーター」という言葉にまだ馴染みのない日本の人たちに、この役割について「どういう風に説明したら良いのか?」と考えているときに読んだ本に、こんなことが書いてありました。以前のブログでも紹介した『2025年の建築「新しいシゴト」』という本です。

これからのデザイナー(建築家)はどのような役割を果たすのか?という議論の中で、Open A Ltd.の馬場正尊さんがこんなことを言っています。
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「こういったつくり方しかないからこれで満足してください」という画一的な供給の仕方ではなく、形やデザインに関わるお客さんの意思を柔軟に翻訳して作る現場に伝える、翻訳者なのではないでしょうか。
 建築家には強烈な作家性を発揮することが求められる場合もあって、それももちろん大切です。けれどもそうではない建築家がいたっていいわけです。翻訳者として、コミュニケーションを媒介するものとしてデザイナーを位置づけることによって、新しい空間をつくることができる。設計にはそういった職能もある 〈後略〉
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ガーデンにおいても全く同じだと思います。庭づくりにおけるコミュニケーションを媒介する人、それが、「ガーデンキュレーター」だと説明すると分かり易いのではないでしょうか?

そんなことも考えたりしながら、今年からはじめてみるセミナーがあります。「Q-GARDENの庭づくり講座」です。

庭づくり講座チラシ-1

庭づくり講座チラシ-2


私も、これまでずっと、上記のような「こういったつくり方しかないからこれで満足してください」というデザインの押しつけはしたくないと思ってきました。でも、お客様も、ご自分からやりたいことをあれこれ提案できる方は少ない。では、どうすれば良いのか?まず、お客様に様々な情報を知っていただくことからはじめてみよう!と思いました。この講座を受けていただくことで、ご自身の意思を造園業者側に伝えやすくなってもらえれば、お客様と私たちがお互いにハッピーな仕事ができるのではないかと。

毎月、第3日曜日に、気軽で単発のセミナーを行う予定です。

興味のあるテーマがありましたら、是非、参加してみてください!

東京新聞生活セミナーで講演しました!

ちょっと前のことになりますが、3月23日、東京新聞主催の「生活セミナー」にてお話をさせていただく機会がありました。

会場は、日比谷図書文化館大ホールというところで、170名の参加がありました。「大ホール」で、「100名以上」の前でお話しするのは、初めての経験でしたが、ホールがこじんまりとしていて、皆さんが集中しやすい形状の客席だったので、あまり緊張せずに、落ち着いて話すことができました。

東京新聞

ほぼ日刊イトイ新聞の「糸井重里からディヴィッドへの7つの質問とその回答。」というコンテンツの中で、
デイヴィッド・ミーアマン・スコットさんがこう語っています。

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初めのうちは、講演させてくれるなら無料でもどこへでも出て、
経験をつみ、ファンをつくります。
たとえ講演料が無料だったり、タダ同然であっても、
まず何百本かやる覚悟が必要です。
それがないなら、収入につながるほど上手になれるはずがないので、
はじめからあきらめた方がいいです。
何か技術を本格的に身につけるには1万時間必要だと言われています。
まずその1万時間をやりとげることです。
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尊敬するデイヴィッドさんの言うことなので、私も可能な限り実践しようと思っていたところに、
このようなオファーがあり、本当にうれしく引き受けさせていただきました。
(もちろん、今回の講演料は無料ではないですが。)

それから、同じコンテンツの中に、こんなことも書いてあります。

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【成功の秘訣】
ひたすら働くことです。
講演依頼は迷ったら受ける。飛行機に乗ってでも行く。
狂ったようにブログを更新する。次々出版する。
メディアのインタビューを受ける。
セス・ゴーディンやトム・ピータースなどが各地で講演を続けるのはなぜか?
それが大好きだからです。
彼らが成功しているのはなぜか?
一生懸命働いているからです。
ビジネス誌で頻繁に引用され、熱心なファン向けに
ブログで新しい話題を次々提供しているのです。
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私もがんばろう!

鉢のお預かりサービス 開始しました!

久々にアサガオの花を間近に見ました!「ガーデンの仕事をしているのに?」と、思われるかもしれませんが、アサガオって、小学1年生がいるお宅以外では、実は、あまり見かけないものなのです。最近は、緑のカーテンとして育てるお宅も増えてきてはおりますが・・・

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それで、なぜ事務所にアサガオがあるかというと、「留守宅水やりサービス」から派生して、鉢をお預かりして水やりをするサービスも始めたからです!ペットホテルならぬ、「プランツホテル」。現在、弊社のホテルに滞在中のアサガオなのです。

「わざわざ水やりに来てもらうほどではないけれど、どうしても枯らしたくない鉢がある」という方、是非、ご相談ください。

鉢のサイズや樹種にもよりますが、
1週間:7,000円(税別)~

メールでのご相談は、こちらからどうぞ!

テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

花屋&カフェ ラプティフルール

大倉山にある「花屋&カフェ ラ・プティフルール」さんの店舗の装飾をしてきました。
あるとき、友人でもあるここのオーナーが、「窓枠がグリーンで囲まれるようにしたい!」と、言いだしたのをきっかけに、ウチの事務所に余っていた資材などを利用して、ベランダガーデンをイメージできるような空間をつくってみました。

壁に、簡単なプランターをつけ、ワイヤープランツとともに、季節の草花を植えるスペースとし、床に置いたプランターでは、今、ナスとシシトウが育っています!窓枠のまわりにワイヤープランツが絡んでいくような、ちょっとした仕掛けも仕込んでおきました。

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この店、たくさんの雑誌に掲載されていて、実はかなり有名なお店なので、このブログを読んでくださっている方の中にも、ご存じの方がいらっしゃるかも知れません。ちなみに、いまのオススメメニューはトマトのパンケーキ!おいしいです。

店舗の前をガーデン風にしたのをきっかけに、私がオススメするガーデングッズもちょっとずつ扱ってもらうようになっています。写真で見えているネコやコーンなどのオブジェ、なかなか普通のガーデンショップでは見かけないと思いませんか?
(実は、Q-GARDENが独自のルートで仕入れているんです。)

ちなみに、私たちがいつも使っているガーデン向けの生薬や木酢液は、すべての種類がいつでも手に入ります。近隣にお住まいの方でしたら、こちらでご購入いただくと、通販のように運賃がかからず、便利です。

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スタッフの方には、弊社がオススメしているオーガニックな生薬の薬剤を使用して、プランターに植えた植物たちの病害虫の予防も行ってもらっているのですが、先日、伺ってみたら、ナスがずいぶんと葉が虫食い状態に・・・早く、新しい環境になじんで、カフェで提供できるよう、すくすくと育ってほしいと思います。

吉谷桂子さんとのコラボ講座!

町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミーにて、秋から新しい講座が開催されます!

ガーデンデザイナー吉谷桂子先生に学ぶ
「ガーデンデザイナー特別入門講座」

です。
吉谷先生の講義以外の部分は、小島が担当します。

いつも、すべてのことに全力を注ぎ、日本のガーデンや景観をもっと良くしていこう!と、熱い想いを抱いている吉谷さん。先日、お忙しい合間を縫って、町田アカデミーのスタッフの方とともに、カリキュラムの打ち合わせを行ってきました。その際にも、先ごろ行って見てきたオランダのガーデンのことや、英国のガーデン文化のことを熱く語って下さり、そこで一コマ分の講義が行われたくらいの濃~い内容でした。たった3名でぜいたくな時間を過ごさせていただきました。

その中で、「小島先生(ちなみに、普段はこんな呼ばれ方されておりません・・・)のこの日の授業がすっごく重要!」と、具体的な内容に関しても、様々なアイディアを出して下さつつ、ひそかにプレッシャーもかけられつつ・・・という感じで、打合せは終了。

夏休みの間に、どこかに引きこもって、講義内容を準備しなくては・・・とひそかに思いつつ、帰途についたのでした。と、いうことで、私自身もブラッシュアップして臨みます!

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吉谷さんと一緒に仕事をさせていただくきっかけとなったBotanica

町田アカデミーといえば、「課題が大変そう」ということで、入学に二の足を踏む方が多いのですが、この講座に関しては、それほど重い課題は課しませんので、ご安心ください。それから、「小島先生、この講座ではいつもみたいに厳しくしないでくださいね」と事務局長に会うたびにクギをさされているので、そちらに関してもご安心いただいて大丈夫かと思います。

少人数で濃~い授業になる予定です。

ご興味のある方は、こちらで詳しい内容をご確認ください。


テーマ : ガーデニング
ジャンル : 趣味・実用

Q-GARDEN(キューガーデン)のHPへ!
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プロフィール

小島 理恵

Author:小島 理恵
GARDENER Q-GARDEN代表取締役
All About 「家庭菜園」ガイド
町田ひろ子インテリアアコーディネーターアカデミー 講師

庭のプランニング・施工・ケアまで一貫して手がけている。四季を通じて植物を楽しむことができるオーガニックな空間づくりが特徴。

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